「牡蠣で被災地支援を」

宮城県で養殖場建設へ

https://www.townnews.co.jp/0117/2018/03/01/421471.html

 西神奈川に本社がある(株)新世紀商事(翁為栄社長)が2月24日、運営する中華料理店「山海楼新横浜店」で、社会貢献として取り組んでいる東日本大震災復興支援の報告会を催した。

 会場には県会議員や市会議員をはじめ、取り組みに賛同する関係者ら約150人が駆け付けた。宮城県石巻市からは牡蠣の仕入れ先業者が招かれ、翁社長とともに現地に牡蠣の養殖場を作り、雇用創出による地域活性化に取り組む新プロジェクトを発表した。

 「三陸の水産物を仕入れて横浜で売り切ろう」。翁社長は被2015年、災地への継続した支援として、牡蠣をメインに据えた居酒屋づくりに着想し、「浜の牡蠣小屋」関内本店を皮切りに、新横浜店や東神奈川店をオープンさせている。

新店舗オープン

 東日本大震災からもうすぐ7年。翁社長は牡蠣の養殖事業を成功させるためには「いかにして販売網を整備するかが重要になる」と話し、3月3日に関内に新店舗をオープンすることを明かした。「牡蠣を食べることで、生産者とお客様に元気になってもらいたい」と抱負を語った。