震災復興、牡蠣で恩返し

一年通じて宮城から産地直送!

https://www.townnews.co.jp/0117/2019/01/01/463245.html

「新年おめでとうございます。おかげさまで創業19年目を迎えることができました。今年も牡蠣を通じた震災復興支援に全力を傾けてまいります」

 東神奈川の「浜の牡蠣小屋」と本格中国料理店「山海楼」は、日本では珍しい牡蠣と中華の両方が食べられる人気店だ。

 浜の牡蠣小屋では、濃厚でミルキーな生牡蠣を一つ258円で提供している。一押しは、牡蠣のカンカン焼き2980円(2時間食べ放題)と「牡蠣しゃぶコース」(3500円)。身はぷりっぷりで、味が濃厚な「生牡蠣の食べ放題コース」5000円(2時間飲み放題付き)は、牡蠣好きにはたまらないプランだ。

創業の地

 創業の地である山海楼東神奈川店は、平成12年に開業した。その後、オーナーの翁為栄(オンウイエイ)さん=写真=は、東日本大震災後の販路回復に苦しむ三陸の牡蠣業界に救いの手を差し伸べようと「浜の牡蠣小屋」を次々にオープンさせた。新鮮な食材は産地直送。市内4店舗で年間60tの牡蠣を提供している。「地域の皆さんに助けてもらった恩返しです」と創業地への思いを語る翁さん。

 こうした人気を受け、2階を本格的な「浜の牡蠣小屋」に改装。「漁師直伝の浜料理が食べられる」と連日、常連客でにぎわっている。さらに、うれしいのが多目的ホール(3階)だ。通信カラオケやスクリーン、プロジェクター、ステージなどを完備しており、地域最大規模を誇る。東神奈川店は、大宴会(最大100人)から大切な客人をもてなす接待(少人数から個室対応可能)まで、様々なシーンで活用できると評判だ。

 「三陸の牡蠣には東北を元気にする力があります。ぜひ皆さんでご堪能ください」と翁さん。新年は元日から営業中。